Interview従業員インタビュー

一流メーカーの工場で頼られる 工事の専門家になれました
2007年入社作業所長 横澤 勇一

01設計士からキャリアチェンジ
国家資格も取得

 もともとは設計士としてキャリアをスタートし、新卒で入社した小さな建築設計事務所で12年ほど働いていました。
転職を検討するようになったのは、もう少し規模の大きな会社でより安定的に仕事をしたいと考えたためです。そうした中、伸弘テクノの社員とプライベートで偶然知り合い、「設備工事だけでなく建築の仕事もできる」と聞いたのがきっかけで、伸弘テクノが転職先の候補に。選考を受け、入社に至りました。
 入社してから取り組んだ伸弘テクノの施工管理の仕事は思っていた以上に多岐にわたり、とても刺激的でしたね。建築の基礎に関わる土工事から、建物のインテリアを手掛ける内装工事まで、さまざまな現場を経験できます。また建築だけでなく設備工事の施工管理を行う場合もあります。入社直後に先輩について担当したのもマンション設備工事の案件でした。幅広い領域の勉強が必要になりますが、その分、知識も視野も広がり、スキルアップしている手ごたえがあります。入社してから2級管工事施工管理技士の資格を取得し、建築・設計以外の専門性を持つことができました。同年代の同僚と一緒に受験したのもいい思い出です。

施工管理未経験だった横澤さんがレベルアップしていく様子がわかるのだ。

02大規模な案件獲得で会社の売上に貢献

 ここ10年ほどはお客様先である株式会社明電舎の主力工場・沼津事業所にほぼ常駐し、建築メンテナンスなどの施工管理を担当しています。歴史ある工場で規模も東京ドーム約8個分と非常に大きいため、ほとんど常時、複数の工事を並行して実施。最近では比較的大掛かりな屋根の張り替えをやりました。
 工事の流れとしては、まず4月と10月の年2回、お客様の予算が決まるタイミングで、比較的規模の大きな工事の半期分の計画案を策定。お客様との打ち合わせを重ね、予算や稼働予定などを確認しながら、どの工事をどのタイミングで行うかを擦り合わせます。これらに加え、小規模な工事も必要に応じて計画に追加されていきます。
 これらのうち、工場の稼働に影響が出るような工事は、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始といった大型連休中に10カ所ほどまとめて一気に行います。
工事は事前の段取りが何より肝心。遅くとも工期の1カ月前には準備を始めます。例えば、連休に入ると建材販売店もお休みになってしまうため、施工のタイミングで漏れなく確保できるよう早めに調達しなければなりません。また、さまざまな工種を含む複数の工事を同時並行で行うため、職人の手配にあたっては15〜16もの事業者と綿密に調整する必要があります。やるべき作業も考えることも多く大変ですが、その分、乗り越えたときの達成感は格別です。
 今ではお客様の工場建築・設備についてはほとんど把握しているといっても過言ではないかもしれません。工事計画を立てる際もお客様の希望を伺うだけでなく、日々現場を見る専門家として「ここはそろそろリニューアルしたほうが使いやすいですよ」と自ら提案するケースが多いです。ありがたいことに、お客様からも身近な相談役として頼りにされているのを感じます。工場内を歩いているだけで「ちょっといいですか?」とよく声を掛けられますね。かなり金額が大きな仕事も依頼いただけるようになり、会社の売上を担っているやりがいも感じます。

《一日の流れ》

7:45 出社
8:10 明電舎工場入所
8:30 明電舎の朝礼に出席
~ 現場での施工管理業務
17:00 明電舎工場退所
~ オフィスにてデスクワーク
20:00 退社

《オフの過ごし方》

家族行事に合わせてよく休みを取ります。最近は息子の野球の試合観戦が一家の一大イベントです。

大規模工場内の業務がわかる貴重な情報だ。

03有名企業の工場建築を共に支える後輩、求む!

 現在、明電舎様の案件は私一人で担当していますが、今後は若い後輩と仕事ができるようになるといいですね。伸弘テクノの事業としては設備工事がメインではありますが、私のケースのように建築案件を継続的に行える環境も整ってきています。ぜひ、建築に関心のある人にも仲間に加わってほしいです。
 これから入社する人は慣れない仕事や環境への不安もあると思いますが、ざっくばらんに相談できる職場環境なので、困ったときは遠慮なく先輩社員に声を掛けてほしいです。わからない、できないときは正直にそう伝えてほしいし、失敗してしまったときも隠さず教えてほしい。それで先輩たちが咎めることはありません。私自身もそうでしたが、誰しも最初はわからない、できないのが当然だからです。
 素直で前向き、そして元気な人であれば、伸弘テクノでどんどん活躍できるようになると思います。そうした若い人たちと会社を一層盛り上げていきたいですね。

失敗から成長できる環境で、大きな役割を担ってほしいのだ!